ビジネス文書(書き方・文例)

見積書とか報告書といった一般的な実務処理のための文書は、扱う業務に応じて何らかの書式が固まっていることが多いでしょう。

こうしたスタイルは、それぞれの部門ごとに担当者が経験のなかでつくりあげてきたものですから、その会社にとって最も使いやすいものだということもできます。

これに対し、「社交文書」のほうは事情が少し違います。

人間関係全般をめぐるさまざまな問題を対象としたこの種の文書の場合は、すべてのケースに当てはめることのできるような文章の模範的なパターンというのは存在し得ません。

にもかかわらずこうした文言は、それが必要とされたときにはすみやかに、丁重な、礼を尽くした形式で書かれなければならないのです。

このへんが、「社交文書」のむずかしさでしょう。

礼儀を重んじ、誠意のこもったものであって、しかも個別の場合にふさわしい内容をそなえている文書が、理想的な「社交文書」ということになるわけです。